~英語プレゼンテーション講座第4期生 寺杣美里~
(東京大学文科Ⅲ類2年)
第4期英語プレゼンテーション講座を受講した
寺杣美里(てらそま みさと)さんにお話を伺いました。
【〜サードクラスとの出会い~】
信頼している友人が”本当に良い授業だから”と薦めてくれたから
元々あまりサードクラスのようなスクールに興味が無かった彼女。
受講前の時期は、所属していたオーケストラサークルでの自分のパフォーマンスにも納得がいかず、悶々とした毎日を送っていたそうです。
そんな時、同じサークルでサードクラスを受講した友達がきっかけでサードクラスと出会います。
“本当にすごく良い授業だったから、そまちゃんも受けてみようよ!”
信頼している友達がここまで言うのだから間違いは無いはず!と勢いで英語プレゼンテーション講座へ飛び込んだそうです。
【受講前と受講後の自分の”差”】
自分を深く見つめ直し、自分を認めることが出来た
「一番大きく変わったことは、今の自分自身をきちんと正面から見つめることが出来るようになったことです。」
彼女は受講前の自分をどこか懐かしむように、ゆっくりと語り出しました。
元々、勉強もさることながら何事も器用に卒なくこなしてきた彼女。
みんなが思うような”良い子”でいることが楽に出来てしまったために、そのイメージ像から外れてしまうことが無意識的に出来なくなり、気づけば”本当の自分”を出せなくなってしまっていました。
そんな中、彼女が受講した英語プレゼンテーション講座のプレゼンお題は「My Dream」。
本当は自分には夢がなかったにも関わらず、「私の夢はこれです」と、当たり障りの無いことを持ち前の器用さでプレゼンにしました。
しかし、いざプレゼンをしてみると思いがけないことに講師やメンターの多くの人から、
「どうしてこれを寺杣さんがやりたいの?」「これ、本当の夢じゃないよね?」と見破られてしまったそうです。
「このままではいけない!」とハッとした彼女は、再度自分を見つめ直します。
本当の自分をさらけ出すのは、とても恥ずかしいし、辛く苦しい過程。
他人に自分を全て出すことで泣いてしまうこともありました
そして、サードクラスのメンター陣・講師の助けを借り、結果として、彼女は「夢がない」という等身大の自分を包み隠さずありのままでプレゼンするという選択をしました。
“あれだけ固かった自分の殻を破れたのはサードクラスの影響が本当に大きかったです”と彼女は話してくれました。
【サードクラスのメンターの魅力とは?】
サードクラスのメンターの魅力について、彼女はこう言います。
“自分が苦しいときに近くで何が何でも支えてくれる存在”
自分自身を見つめ直す際に、優しくラフに、でも時には真剣な表情で「自分がどういう人間なのか」を長時間かけて深く掘り下げてくれたそうです。
「小学校の時はどういうことが好きだった?」「中学校の時の自分の家庭はどんな感じだった?」
今の自分を形成する過去のピースを、しっかりと1つ1つ共に確かめていく中で、段々と心の奥底に閉じ込めていた”本当の自分”が見えてきました。
他にも、授業前にカフェで毎週のように相談に乗ってくれたことや、精神的に弱っている時に励ましの言葉を気にかけて送ってくれることがあったりと、「苦しい時に自分と一緒に走ってくれる」というところがサードクラスメンターの最大の魅力です、と何度も彼女は口にしていました。
(寺杣さんが所属したチームリックのメンバー)
【自分の世界を広げていく】
サードクラスで自分に夢がないことを再認識した寺杣さん。
第4期を卒業した彼女は今後、夢を見つけるために自分の見る世界を広げていきたいそうです。
学生の本分である学問を修めるためにも、時間をかけて研究を行いたい。
海外の大学院へ留学へ行き、世界中の人に自分の意見を伝えられるようにしたい。
何より話を聞いていて驚いたのは、”英語プレゼンテーション講座で出来た仲間の影響で、今まで全く興味の無かったインターンをしてみたい”という言葉でした。
学問だけでなく、ビジネスの世界の知見も取り入れた方が、自分の視野が広がり、将来的に”自分だからこそ”考えられるオリジナリティのある考えが出るようになるのではないか。
自分の色がなかった彼女だからこそ、自分だけの色を出していくための道を1歩ずつ歩き始めようとしています。
(第四期合同発表会では約100人の前で堂々としたプレゼンを披露してくれました)
自分を見つめる作業は自分が相手だからこそ、つい逃げてしまう。
誰もがきっとそうだと思います。ただ、そこで良いも悪いも同居する”本当の自分”と向き合えるかどうかが、将来の選択を大きく左右するのではないかと強く感じました。
サードクラスで見つけた自分を財産に、これから大きく成長していく彼女の将来がとても楽しみです。